スグ領収書 / ガイド

Stripe の決済でインボイス制度(適格請求書)に対応する方法

2026/09/08 公開

2023年10月に始まったインボイス制度では、買い手が仕入税額控除を受けるために「適格請求書」(または適格簡易請求書)が必要です。Stripe で決済を受けている販売者が、購入者にこれを渡すには何が必要かを整理します。

適格請求書に必要な6つの記載事項

  1. 発行者の氏名または名称と登録番号(T + 13桁)
  2. 取引年月日
  3. 取引内容(軽減税率の対象品目ならその旨)
  4. 税率ごとに区分した合計金額(税抜または税込)と適用税率
  5. 税率ごとに区分した消費税額等
  6. 書類の交付を受ける事業者の氏名または名称(宛名

不特定多数に販売する事業では、6の宛名を省き、5を「消費税額または適用税率のどちらか」にした適格簡易請求書が認められています。書類の名前は「領収書」でも構いません。

Stripe 側でできる設定

Stripe の公式ガイドは「請求書(Invoice)は適格請求書として、領収書(Receipt)は適格簡易請求書として使える」と説明しています。Payment Links / Checkout の決済で領収書メールを適格簡易請求書にするには、次の設定が必要です。

3つ目が見落とされがちです。税率設定のない税込価格の決済では、Stripe は税額を一切持っていないため、領収書に税率も消費税額も出ません。この状態では簡易請求書の要件(税率ごとの消費税額または適用税率)を満たしていない可能性が高くなります。

Stripe だけでは足りない場面

こうした場面では、決済データをもとに販売者名義で領収書を作る仕組みが必要になります。Stripe から決済情報を読み取り、登録番号・税率別内訳・宛名を入れた領収書を発行する形です。税法上は、販売者(委託者)の氏名と登録番号を記載して第三者が交付する「代理交付」として扱われ、交付する側の登録は不要です。

スグ領収書は、この代理交付の形で領収書を作ります。税込価格の決済からも税率ごとの消費税額を計算し(端数処理は税率ごとに1回)、宛名は購入者がその場で入力できます。

発行者側の保存義務

適格請求書を交付した事業者は、その写しを7年間保存する義務があります。データとして保存し、求められたときにPDFなどで再出力できれば足ります。電子的に交付した領収書は印紙税の課税文書に当たらないため、収入印紙は不要です。

チェックリスト

スグ領収書は、Stripe の決済完了後に購入者が宛名を入れて領収書PDFを取れるページを用意します。登録番号・税率別内訳つき、月10件まで無料。

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この記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、個別の税務判断は税理士にご相談ください。Stripe の画面や仕様は変わることがあります(2026年09月時点)。